夢と、バーチャルリアリティ


 誰かと、話をしていて、出産の夢を見たという話題になったことがある。
 その人は女性で、出産の経験もあるそうなのだけれど、
 その夢は、陣痛から、出産の感じから、産んだ後の感じまで、
 まるで本当に起きていることのように、感じたらしい。
 たとえば、寝ているときにほっぺたに冷たいモノを当てられて、
 夢の中でも冷たいモノが当たっているという感覚を覚えるというのは想像に易しいが、
 
 不思議なことに、人間は、実際に神経が反応していなくても脳の中で
 刺激をシミュレートすることができるらしい。
 (足を切断した人が、そこに足があるような錯覚に陥るという話をきいたことがあるが、
 それも、近いものだろう)

 ということは、近未来のバーチャルリアリティというのは、脳に刺激を与えることで
 肉体の感覚を増大させたり、そこにあるはずのないもの、
 たとえば、しっぽがある感覚とか、
 女性が、男性を体験するとか、その逆とか
 を作り出すことができるのではないだろうか。

 少し前の小説では、電脳社会にバーチャルな肉体を持つために、現実社会では、
 全身を刺激するスーツを身につけるというような絵が描かれていたが
 それすら必要ではなく、ただ、脳に刺激を与える手段さえあれば、

 人はどのようにも、感覚を拡張できるということになる。

 そうなったときに、人はいったい何になりたがるのか。
 自分は男性だから、女性のオーガズムやら出産やら、どんなものだろうって
 興味津々だけれど、なりたいものは、人それぞれなんだろうと思う。

 ただ、物理的にではなく、精神的なレベルであれば、
 インターネットが普及したことで、人は別の自分になれることを覚えたともいえる。
 ネットの社会では、その気になれば、男性が女性を装ったり、女性が男性を装ったりできるし
 そこまでいかずとも、おとなしい人がネットでは攻撃的な性格になったりするものだ。

 
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by stafy77 | 2005-10-19 00:05 | 問題解決
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