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思い込みの死

昔の話である。
自分は10代の頃、
「30までは生きられないだろう」
と思っていた。
なんでそんなことを考えたのかはよくわからない。ただ、なんとなく20代で精神が衰弱してしまうような予感があったのと、それから30代の自分というのがまったく想像できなかったということは覚えている。

そして、20代の自分はあと1ヵ月ちょっとだ。
幸か不幸か、10代の自分には想像することもできなかった、結婚生活などというものを送っているし、さらに想像だに出来ない子育てなどいうものまでやっている始末である。
あと一ヶ月の間にに自分が死んでしまうような雰囲気ではない。
死んだら残された人達が、即、路頭に迷い、ドン底に突き落とされる、、ことはなく、まぁタフにやってくれることと思うが、やっぱり(きっと)涙を流す人もいる(と信じ)だろうし、そんな、大切な人(これも10代の自分には予想外)を悲しませたくないし、子供が成長する姿も見たいし、というのは、ちょっとは大人の自覚と責任が出て来たということかもしれない。
(実際の生活ではおんぶに抱っこだけれど)

少し前まで、20代でやり残したこと、をいろいろ考えていた。でも、それって身の回りを整理するみたいな感覚に近い。整理を始めたら、本当にいなくなっちゃうかのようである。
公務員とか、年齢制限のある国家資格(正直、ひよこ鑑定士になれないのは悔しいが)を目指すのでなければ、やりたいことは、30代になっても挑戦すればいいだけである。

最近、学校関係の話題で自殺がニュースで取り上げられているが(裏で教育基本法の改正をやっているから意識を反らされているだけかもしれないが)まぁ、生きていればなにかといろいろあるわけで、でも死んだらおしまいである。
ただ、自分が死んでもこの世がなくなるわけではないという認識はけっこう生きている人には重要である気がする。

自ら死を選ぶ人、それしか選択肢がなかったのかなぁ、と思う。
by stafy77 | 2006-11-01 19:19 | ひとりごと
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