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狭間の時間で

現在時刻は深夜三時。この時間、、いつもなら隣の部屋で
相方と寝ているはずなのだけれど、今日は何故か隣の部屋で
音楽を聴きながらぼーっとしている。
当面、することは決まっているけれど、なんだか、
いつもと時間と空間の流れがまったく変わってしまったようで、、
普段思い出すことのない、、というかここ何年も思い出すことの
なかった風景を思い出した。

ここから先は、自分のメル友遍歴になってしまうのだけれど、
特にこんなときに思い出すことは、もうおそらく会うことのない、
二度と体験することのないようなもので、
今と時間も空間もつながっていないような気がして、
今となってはそれが本当にあったことなのか定かではない。

それは、10年近く前、あるオフ会に参加したときのこと、
(多分新宿だったと思う)帰りの電車がなくなってしまい、
じゃぁ、カラオケにするか、サウナにするか、、っていう話になり、、
当然自分は当時学生でお金もほとんど持っていなかったので、
いくらかかるかどきどきしていたのだけれど、
そのうちメンバーのひとりが、どこかの客引きと交渉をはじめた
その客引きはかたことだったのだが・・・
開店サービスで、チャージが500円で、飲まなくてもOK?なんて話でまとまって
どこかの路地裏奥深くの、いかにも簡素につくってったような、、
でも、スピーカーとライトだけは、どでかい派手なのがついていて、
がんがんに音楽がかかっていた、そんなところに連れて行かれた。

中では数人の男女が踊っていて、オフのメンバーも一緒になって
飲んだり踊ったりしていたように覚えている。
自分は、ぼーっとしていたのか、、それとも一緒に踊ってたのか、
記憶がさだかではないんだけれど、半分いっちゃってるような
女の子二人組みが来ていて、なんか、いろいろと話したような気がする。

自分の記憶は本物なのだろうか・・・

メル友遍歴にかんすれば、当時から暇でバカだった自分は、
知り合ったメル友のところに無謀にもいきなり遊びに行って、
その後、あった反動で縁が切れちゃうようなことがしょっちゅうだったのだが、
その中でも最たるもの。学生時代、スカイメイト(空席があれば半額)の
空きがあった勢いでいきなり沖縄に飛んで、初対面のメルトモ、女性のところに
一泊、男性のところに一泊、旅館に二泊してしまったことを思い出した。
チャットなどでいろいろと話していたとはいえ、本当に沖縄の人は親切だと思う。
なにしろ、そのうち2日は、仕事が休みだったそうだけれど、まるまる沖縄を
案内してもらったのだから。

そういえば、初対面で初めての女性の家に二人っきりで泊まるなんていう
ほとんど最初で最後(今のところ)に近く、やけに広く感じた家の中、
もともと誰かの部屋だったような部屋に案内され、
「ここで寝てね」っていわれて、彼女は自分の部屋に帰ってしまった後の
異世界にいるような感覚。

(いろいろ案内してもらう中で距離を感じていたのと
それこそ知らない土地でこの人に嫌われたらなんて思ったので、
もちろん、別になにもなかった夜だけれど)
その人と連絡がなくなってしまった今、
あの場所がほんとうにあるのかないのか、、
強烈な記憶の割にはリアリティがなくなりかけている気がする。

何故か、こんな時間に思い出したので、忘れないように書き出してみた。
by stafy77 | 2004-09-01 03:38 | ひとりごと
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