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世界で使える教科書を


 日本が外交で揺れている。
 自衛隊派遣問題・テロリズム、、、etc

 これから、日本をどういう風にしていくか、
 政治に直接関わる人も、市民も多くの関心・興味を持っている。
 戦後、戦争を知らない世代になって、日本というまとまりが希薄になった今、
 日本にいる国民がまとまりを持っていくのが大切なのか、
 いや、それでは下手をしたら過去の戦争の歴史を繰り返してしまう…という
 論調もある。

 人は平和なときは何も考えないけれど、
 情勢が不安になればなるほど、自分が所属する団体に文句を言うように
 なるから、今がちょうど考え時なのだろう。

 両親のありがたみがわかるのは、(殴られても、夫婦喧嘩を目の当たりにしても)
 独り立ちしたときである。


 ふと思ったことなのだけれど、
 
人が人を殺すということは、憎しみをうむことだ。
 今回の拉致事件のように、それが国の問題となれば、国単位で憎しみを 
 増大させることになる。

 個人間のいさかいならともかく、
 民族や国を通して、そのようなことがおきるということは世界から無くしたい。

 そのように考えたときに、国単位の平和の実現というのは可能なのだろうか。
 現在、世界各国で、「愛国心」を養う教育を行っている。
 自国の文化を尊び、民族に誇りを持つための教育だ。
 (戦後日本では怪しいが)
 そこでは、場合によっては、他国を中傷するような内容も語られることがある。
 戦争など、どちらが正義でどちらが悪かわからない内容も、一方の
 論理で語られることが多い。
 
 これはこれで、悪いことではないと思うのだが、
 グローバリズムの波に沿った考え方をしていくと、
 これからは国や民族、宗教を超えた視点から語られる、倫理・歴史の教科書が
 必要になるのではないだろうか。

 そして、そういうものが生まれるとしたら、
 今までの社会のように、一部の人間が大きな権力を掌握する中で
 生まれるのではなく、
 インターネットなど、ネットワークを通じて、全世界で育て上げていく教科書に
 なるのではないだろうか。

 
by stafy77 | 2004-04-09 19:08 | ニュース、イベント記事
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